備忘録的心理学

心理学の専門家でも心理学部卒業でもないただの社会人が趣味と教養のレベルで自分なりに調べたことをまとめていきます。

アッシュの同調実験。どうして日本人は周りに流されやすいのか

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アッシュの同調実験。どうして日本人は周りに流されやすいのか

アッシュの同調実験とは?

1950年代に心理学者ソロモン・アッシュが行った実験である。

実験室に30名ほどの人を集める。

うち、1名が対象の被験者で他29名はサクラである。

対象被験者は自分以外がサクラであることなど当然知らない。

被験者に下のような図を見せて、図Bの中から図Aの線と同じ長さの線を選ばせる。

アッシュ同調実験

 

 

 

 

 

普通に考えれば①③の線は明らかに長さが異なるため②が正解となる。

しかし、サクラ29名が全員①を選択した場合、被験者も同様に①を選択してします。

この結果から分かるように人は同調してしまう生き物である。

どうして同調が起こるの?

人間は集団行動を重んじて来たために、周りと違うことをすると不安を感じやすい傾向にあります。

そのため、基本的に周りの人の行動や意見を基準として自らの行動や意見を決定していきます。

特に日本人は周囲の空気を読んで行動することが多いため顕著にこの傾向が表れます。

バンドワゴン効果とは?流行は同調から生まれる

ある事柄に対して、大多数の人がそれを支持する場合にその事柄への支持がより一層高まること。

「バンドワゴン」とは、

パレードなどの行列の先頭を行く楽隊車のことを指し、

「バンドワゴンに乗る」というと、時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るといった意味になります。

・みんなが使っているから私もこれにしよう
・みんなが良いっていうから良いんだろう

日本人はこのような心理状態が日常的に働いています。

「みんなと同じ」という無意識な安心感を得るためです。

最近、某アニメ映画が異例の大ヒットを記録しましたが、
これはバンドワゴン効果とザイオンス効果のたわものだと私は思っています。

ザイオンス効果についてはこちらの記事をご覧ください。

⇒ ザイオンス効果(単純接触効果)を利用して好感度を高める心理テクニック

・毎日ニュースで取り上げられていた。(ザイオンス効果)
・夕方のニュースでは特集が組まれて鑑賞後インタビューでは皆が好評価(バンドワゴン効果・同調)

大衆は好評価だったのに対して映画評論家は酷評していたのはこのためではないかと思っています。

一般視聴者は周りの意見や潜在意識によって流されていたのではないかなと思っています。

まぁ私はこういう心理的作用を知ってしまっているからか、どうも見る気になれなくて見てないのですが・・・
(テレビで放映されたら見ようかな・・・)

こういう心理的作用を知っているだけで、
もしかしたら周りの人とは違う視点で物事をとらえられるかもしれません。

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